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  • 2016.04.21 Thursday

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    しばし休息中

    • 2016.04.21 Thursday
    • 21:24
    しばらくご無沙汰していました。

    過労に加齢が重なり、しばらく入院していました。

    …といっても、私の住む大学寮のすぐ隣の、医学部付属病院でしたし

    親切なお仲間たちの支えもあり、順調に快復し、現在は寮の部屋で休養しております。

    入院中は、時間がたっぷりあった筈なのに、何も考えられず、何も出来ず、

    点滴チューブに繋がれっぱなしで、ひたすら横になって唸っていました。

    その影響か、もともと少ないエネルギーの絶対量が更に低下して

    毎日、ほんとうに少しのことしか出来ません。

    日本では九州の地震で大変なご苦労をなさってる方々がいらっしゃるのに

    自分はこんな体たらくで良いのか…情けない気持ちでいっぱいですが

    焦っても仕方がないので、徐々に、徐々に栄養と力をつけてゆきたいと思います。

    ブログもInstagramも、少しずつ復帰してゆきますので 今後もよろしくお願いいたします。


     

    Music Waves

    • 2016.03.10 Thursday
    • 17:03
     

    Instagramがご縁で、ラホールを中心に活動する若者のバンドに会いに

    クイーンズロードにある彼らのスタジオを訪れてきました。

    自称パキスタンで最も若いバンド Music Waves のボーカルWahaj君が

    ラホールで何やらあちこち歩き回って写真を撮っている日本人がいる…と

    Instagramで私をフォローしてくれて、スタジオに遊びにおいでと

    メッセージをくれたので、遠慮なく出向いてきたのでした。


      


    紙製の卵パックを手作りの吸音材にした可愛らしいスタジオです。


    彼らのコンセプトは「幸せな笑顔を人々に」だそう。
    ちょっとコケティッシュな、コメティーバンドを目指しているのでしょうか?

    近ごろ彼らは「Banain Meri Wadiya(俺のランニングシャツはいかすぜ)」という、

    パンジャーブ語でユーモアあふれる詩を書いているAnwar Masoodという詩人の

    作品に曲をつけて歌っています。一度聞くと、意味もわからないのに

    何やら頭の中でぐるぐると際限なくヘビロテし始めてしまう面白い曲です。




    パキスタンといえばカッワーリ(Qawalli … スーフィズムの伝統的な集団歌謡)。

    日本でも知る人ぞ知るキング オブ カッワーリNusrat Fateh Ali Khan(故人) の

    故郷フェスラバードで彼の家の近所に住み、幼い頃に彼の生の歌を聴いていたという

    羨ましい音楽環境で育ったWahaj君はチャラい見かけに反し

    色んな楽器や音楽に精通しており、今後がたのしみです。


    パキスタンの若者はインド映画やインドポップスに夢中で

    あまり自家製のポップスには興味ないのかなぁと思っていましたし

    私自身もあまり関心を持っていなかったのですが

    こうしてご縁を持つことで、またいろんな事が見えてきます。

    彼らがどれくらいの市場を持ち、どうやって曲を作り、

    どうやってそれで食べていけてるのか…などなど興味は尽きません。

    何に対しても、まだまだ聞き齧り程度の浅い知識しかない私ですが

    ウルドゥー語をちゃんと勉強し、パキスタンのサブカルチャーにも

    どんどん目を向けていけたらと思います。


    緑のヒヨコ豆

    • 2016.03.07 Monday
    • 20:35
     

    新疆ではスープワンタン「チュチュレ」のスープに、ラホールでは豆のカレーにと

    日々の食卓に頻繁に登場するヒヨコ豆。私も好きで常備しています。

    また先の正月休みに帰国した際、クックパッドで「ヒヨコ豆で作る豆腐」というのを見て


    ジューサーさえあればいとも簡単にお豆腐が作れるのに感動し、何度か作ってみました。

    こちらでも夏までにジューサーを購入して冷奴を作ろうと企んでいます。

    普段は乾燥したものを一晩水に浸して使いますが

    週末にオールドシティーを散策していたら

    鮮やかな緑色のヒヨコ豆を見つけました。

    ちょうど、今が旬のようなのです。
     




     

    小さな可愛らしいサヤに豆が一つか二つ、入っています。

    「これで豆ご飯作ったら、美味しそう」

    同行していた日本人の友人の発案で、サヤ入りのをすこし買い求めてみました。

    しかし、いちど剥けば中から数個は出てくるエンドウ豆と比べると面倒です。

    親指の爪を緑色にしつつ、無心で剥きました。

    あとは元料理人の友人がササっと調味して鍋を火にかけると…

    あぁ、なんとも美味しそうなヒヨコ豆ご飯が炊き上がりました。


     



     

    せっかくだから春を満喫しながら食べようとおにぎりにして

    同じく旬の菜の花の炒め物やラディッシュのサラダも作り

    友人宅から歩いて行ける公園でピクニックをしてきました。

    お料理上手で手際の良い、素晴らしい友人に感謝です。



     

    春の青空に燃えるように咲いていたコットンツリーの大きな花も

    そろそろ落ち始め、ラホールの季節は徐々に夏へと向かっています。

    残り少ない春の日々、積極的に外に出て有意義に過ごしたいと思います。






    愛すべきヒゲオヤジたち

    • 2016.03.02 Wednesday
    • 18:36


    新疆で暮らしていた頃から、無類のヒゲオヤジ好きになりました。

    ラホールでも、気づくとヒゲオヤジの写真ばかり撮っている気がします。


    Instagramのとあるサイトでは毎週決まったお題が出され、

    フォロワーからテーマに沿った写真を募るのですが

    今週のお題がなんと「ヒゲ」。

    たまらず、自分のアルバムをあれこれ引っ張り出し、

    自慢のヒゲオヤジ写真を投稿してみました。


    そこで選んでもらえたのがこれ、↓



    フンザのバルティットフォートの守衛のおじさん。

    ご自慢のヒゲ面は、ここを訪れる人たちの間ではとても有名なんですが

    朝早い散歩の折に、普段着姿の彼の、十五年蓄え続けているそのおヒゲを

    びろーんと広げて見せてもらいました。

    勤務中は、格好いい警備員服を身にまとい、

    おヒゲは耳の周囲にクルクルと巻き込んでしまってあります。

    ちなみに、このおじさん、私と同い年(^^;)


    選出されたもう一枚は、先週末のカメラ散歩で撮った、大根売りのおじさんです。

    こちらの大根は、日本のよりちょっと細めです。

    それを頭の部分だけ残して細く切り、オレンジと塩を絞りかけて食べるんです。

    街歩きで乾いた喉にやさしい、旬の味覚です。





    ヒゲが男の勲章なこの国で、愛すべきヒゲ面は私の格好のテーマ。

    同様に美人さんも多い国ですが、どうしても私のレンズはおじさん達に向いちゃうのでした。




     

    凹 ぺこっ

    • 2016.02.29 Monday
    • 15:39



     


    このところ不愉快な出来事に遭遇したり

    寮の女の子たちが毎日深夜にうちの部屋のドアの前や窓の外で騒いで

    安眠が妨害されるなど、何かと憂鬱になることが続いている上に

    自分のこれから先の見通しが立たなかったりして

    なかなか調子が出ません。

    インスタグラムに#絶賛嫌パキ中 なんてハッシュタグを立てて

    愚痴をこぼしてばかり。

    しかしずっとこのドンヨリ感を引きずってしまっていてはいけない。

    そういったことを呼び寄せてしまっているのは

    きっと自身の疲れや弱さですね。

    明日から、はや三月。

    背筋を伸ばし、無理にでもにっこり笑顔つくって

    春風をきって颯爽と歩いていきたいと思います。

    ラホールはもう、アイスキャンディーの季節です。

    ある集落

    • 2016.02.23 Tuesday
    • 17:02


    ラホールの中心から車を西へ西へと走らせたところに、カハナという地域があります。
    ラホールには街のあちこちに、難民やジプシーのテント集落があるのですが
    カハナもそんな集落の一つです。

    この集落には小さな小学校がひとつあり、
    そこで算数の教員のボランティアをしている韓国人のご夫婦と知り合ったことから
    私もここを訪れるようになりました。
    授業風景をカメラに収めたり、テントに住む人々の暮らしを見せてもらったりしています。


    テントと言っても、彼らはずっと移動を続けているのではなく
    ここに来て既に長い時間が経っているようで、
    家具もあれば家畜もいて、また、素焼きの植木鉢などを作って
    ある程度の収入を得て生計を立てているようです。
    ただ、彼らが住んでいる土地は政府の所有地とのことで
    いつ立ち退きがあるかは神のみぞ知る…だそうです。




    テント内には泥土で風除けのための仕切りを設けていますが
    その遊びのある造形や彩色の模様から
    彼らの遊び心というか、生きることへの喜びの気持ちが感じられます。
    集落も毎朝きちんと掃き清められ、人々も穏やかで明るい笑顔の持ち主ばかり。






    テント集落にあるこの学校は、同じようなテント出身の男性が
    子供達に勉強する場所を与えようと始めた学校で、五つのクラスがあります。
    この学校はキリスト教会の二階にあって
    まだレンガの構造だけがあり、天井も窓も教室のドアもまだありません。
    教えているのは退職した大学の先生や、
    校長先生と教会のご縁で知り合ったという私の友人でもある韓国人ご夫婦など
    生計のためではなく熱意を持って教えに来ている良心的な人たち。
    ウルドゥー語、算数、英語などの科目がありますが、教師陣は常時人手不足です。




    パキスタンには義務教育がないのだそうです。
    ですから、子供たちが教育を受けられるか否かは、義務教育のある国よりも
    より大きな比率で親の経済力や意思にかかってきます。
    ジプシーの子供たちであればなおさら。
    そこを根気よく説得してまわり、子供たちを集めています。
    一学期に集金するお金はほんの50ルピー。
    それさえ支払ってもらえないことが多いそうです。
    学校を運営する資金がどこから出ているとか
    詳しい話はよくわからないのですが、
    こうして熱意を持って子供達のために力を尽くしている人たちの
    いつかは私もお役に立てたらなぁと考えています。

    貧富格差が激しく、貧しくても子沢山で困っている人たちが多くいるこの国で
    彼らだけが特別困っているかと言えばそうではないと思います。
    しかしご縁を持てた場所で自分に出来ることがあるなら
    そこから始めてみるのは悪いことではないかなと考えています。

    あはは、先ずは、異国の地で半失業状態の自分の身をどうにかせねばですね。


    歴史を拓く女性ボクサー

    • 2016.02.20 Saturday
    • 14:37
     
     
    私の友人、クシ(左)とルクサーナ(右)です。

    カッコいいでしょう?

    私の住んでいる大学の女子寮で一緒だったのですが

    昨年末、他にも仲良しだった体育会系女子と共に

    別の大学に転校してしまいました。

    その二人が、このたび、パキスタン初の女子ボクサーとして

    海外遠征に挑みました。

    インドで行われた南アジア大会に出場し、素晴らしい成績を収めたのです。


    昨夏には、彼女たちが練習をしているラホール駅に近い小さなジムを見学させてもらい

    コーチの先生(若い男性です)が

    「この二人は、とってもスジがいいんだ。きっと強くなる!」

    と仰っていましたが、その言葉通りになってとても嬉しいです。
     


    南海キャンディーズのしずちゃんは、もう引退しちゃったみたいですが

    日本の女子ボクサーのみなさん、是非いつでも試合にいらしてください。

    彼女たちが受けて立ちますよ!

    SAG 2016: Pakistan’s first women boxers determined to land big punch

    Pakpattan Baba Farid

    • 2016.02.19 Friday
    • 14:57


    先日所用で訪れたサヒワールは

    ラホールからバスで西南方向に二時間半ほど走ったところにある街です。

    日本の人には、世界史にモヘンジョダロと共に登場するハラッパーの遺跡の近く

    と言ったほうが馴染みがあるかも知れません。


    私の元教え子たちが住んでいるのは、サヒワールの更に郊外のカミールという村。

    そして、カミールから更に南東へ行くと、パクパッタンという街があります。

    教え子の一人がパクパッタンに住んでいて、昨年末に赤ちゃんが生まれたというので

    その子の顔を見るべく、パクパッタンにも足を伸ばしてきました。


    パクパッタンにはパキスタン全土でも有名な Baba Farid というスーフィーの聖者廟があり

    そこではスーフィズムの儀礼歌謡として有名なカッワーリの生の歌声を聴くことができます。

    モスクの礼拝の時間を除き、数組のカッワーリのグループが

    入れ替わり立ち替わり歌と演奏を披露しているのです。

    廟自体もたいへん美しく、また周囲の門前市もたいへん賑やかで

    二度目の訪問ですが、パキスタンにおける私の最も好きな場所の一つです。





    歌詞の意味も分からぬままにカッワーリに血が騒ぐ私は、いつかこの聖者廟で日永一日

    カッワーリを聴きながら過ごしてみたいものだと願っています。

    教え子たちはとても大切にしてくれ、良くしてくれて有難いのですが、

    彼らといるとお客様としてあちこちに引き回され見世物パンダの役割を果たさねばならず

    自分のしたいこと、行きたいことにかけられる時間が限りなく奪われていくジレンマもあるのです(^^;)








    ⭐スーフィズム⭐

    古い「地球の歩き方」からのメモ書きより

    イスラム教徒のうち、各種の修行やコーランの読誦、あるいは瞑想などによって神との合一をはかろうとした人々をスーフィーと呼ぶ。彼らは教団を組織し、イスラム教の布教に務め、インド文化圏内でのイスラム教の拡大には特に彼らの手に負うところが大きい。

    民衆に大きな影響を与え、あるいは奇跡を起こしたとされるスーフィーは聖者として崇められ、また他にも徳のあったムスリムや伝承上の人も聖者として扱われている。聖者が死ぬと信者や後継者の手によって墓が、その上に墓を守るように建物やドームが作られた。これがダルガーと呼ばれる聖者廟である。

    そのうち墓崇拝も加わり、墓や建物全体に聖者の徳や呪力が宿ると考えられるようになり、人々は現世利益を祈りにダルガーを参拝するようになった。ダルガーの本堂では中心になっている墓に対し決して尻を向けてはいけないしきたりになっている。ゆえにダルガーの本堂に入ると、参詣者は墓を中心に時計の針とは逆回り、本堂から出る時は後ずさりするように出る。


     

    聖なる水 ザムザム

    • 2016.02.17 Wednesday
    • 17:49

    二月もすでに半分を過ぎてしまいましたが

    みなさん、節分には恵方巻きを召し上がりましたか?

    直立不動で、ある決まった方角を向いて、一心に食べきる。

    あの恵方巻きにとてもよく似た習慣に、こちらで出会いました。

    それが、聖なる水ーーザムザムの飲み方です。

    ザムザムとは、イスラム教の聖地メッカにあるマスジド・ハラームに湧いている泉の水のこと。
    (「ザムザムの泉」ーWikipedia

    イスラム教徒は生涯に一度は聖地へ巡礼に行くことが義務であり憧れですが

    巡礼の儀式の後、この泉の水を飲むことになっているのだそうです。

    また、その水を故郷に持ち帰り、家族や親族たちと喜びを分かち合うのも通例のようです。


    で、それを分けてもらう人々は、直立して、メッカの方向を向いて

    一気にそれを飲みきらなければならないとのこと。


    昨日、私は所用で、ラホールからバスで三時間ほどの距離にあるサヒワールという町に行きました。

    そこでもてなしてくれた元教え子のおばあさんが、ちょうど一昨日に二週間の巡礼から戻ってきた

    ということで、私にもザムザムを分けてくださいました。

    立ち上がり、教えられた方角を向いて、小さなガラスのコップに入った冷たい水をひといきに飲み干しました。

    身体の悪いところが良くなるんだよ、とのこと。

    これもメッカ土産だという甘〜いデーツも美味しかったです。



    白い巡礼服を身にまといベッドに座っているのが、そのおばあさん。

    多くの親戚縁者たちが、土産話を聞きに集まってきていました。

    そしてふるまわれたザムザムを皆が飲む様子を眺めながら「まさに恵方巻き!」と思ってしまった私です。



    イスラム教徒が日に何度かするナマーズというお祈り(宗派によって回数が違います)、

    メッカで1回するナマーズは、自分の場所にいてする70回に相当するんだそうですよ!



     

    バレンタインデー

    • 2016.02.15 Monday
    • 02:58


    今日はバレンタイン。

    パキスタンはムスリム中心の国なのですが

    都市部の若い人たちを中心に、

    バレンタインとかハロウィンとかクリスマスのようなお祭りは

    一緒に楽しんじゃおう!といった気風がみられます。

    もちろん、そうした気風を良しとしない人々もいて

    バレンタイン前には、うちの大学のキャンパスにも

    日本の学校の風紀委員会みたいな組織が

    下のような張り紙をあちこちに貼っていましたけど。
     



    パキスタンのバレンタインも、何故か日本と同様に

    チョコレートを贈るようなのです。

    私も、お友達からのアドバイスを受け、

    自分は普段足を運ばないリッチな人たちの街MMアラームロードの

    Butlers Chocolate Cafeに出かけ、

    いつも仕事でお世話になってきた

    日本語教室のアシスタント、ウスマン氏への義理チョコをはりこみ

    バレンタイン当日は日曜日のため、金曜日にプレゼントしました。
     


    チョコを買いに行ったついでに、自分もちょっとだけ贅沢してきました(^^;)


    チョコの他には、花のプレゼントもやはり定番で、

    バレンタインには花の値段がぐんと高くなる、と聞きました。

    下は、今朝の花屋の様子です。早朝から気合はいってますね。



    私は、今日は早起きして、繁華街アナルカリに近いラホール大聖堂の

    日曜礼拝に出かけてきました。英植民地時代に建てられた美しい教会です。

    司教のお話も、賛美歌も、全てウルドゥー語。

    まだわずかな単語しか理解できませんが、リスニングの練習も兼ねて

    一生懸命耳を澄まして聞きました。

    クリスチャンではありませんが、

    聖書のお話を読むって語学の勉強はアリだなぁ、なんて思います。
















     

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